製造職で働く先輩社員、近藤健人さんについて

平成26年(2014)入社
第一事業部に配属 主任

石材切断用のダイヤモンドブレードを製造する工程で、仕上げから出荷まで担当しています。仕事は幅広く、「ロー付け」やロータリー研磨など、いろいろな種類があります。ロー付けとは、銀ロウという金属をガスバーナーや専用機のヒーターで熱して接着剤を作り、ブレードのボディとなる鉄板に「チップ(ダイヤモンド焼結体でできた、ブレードの刃の部分)」を接着する作業です。

一日のスケジュールは、午前8時半の朝礼から。現場のチームで、当日の作業スケジュールを確認します。私は「多能工」といって多くの工程を担当しています。鉄板の磨き、チップ研磨、ロー付け専用機の操作といった作業を効率的にこなすには、「移動しないこと」が大切。同じ場所でやる作業を、できるだけまとめるのがポイントです。

作業を「どうやって?」「いかに」効率化するか。いろいろ工夫して作業時間を短縮できると、とてもうれしいです。また、職人仕事も多いです。たとえば、バーナーでのロー付けは熱の入れ方が製品ごとに違っていたり、チップ研磨も製品ごとに作業時間が変化したり。メモを取りながら勉強して、できるようになった時はすごくやりがいを感じますね。

「ダイヤモンド」という会社の名前に興味を持って入社してみました。実際に仕事を始めてみると、手作業から職人仕事まで、幅広い工程があって新鮮な気持ちで臨めます。一見単純なように見える仕事も奥が深く、やれるようになると達成感があります。新しく入る方々には、ぜひそういう体験をしてもらいたいですね。

製造職で働く先輩社員、山田直人さんについて

平成26年(2014)入社
第二事業部に配属 主任

ダイヤモンド精密ブレードの製造工程で、「冷間成形」と「焼結」を担当しています。冷間成形とは、金属とダイヤの粉末を金型に入れてプレス機で押し固める作業。焼結は、冷間成形品を高温で焼いてさらにプレスする作業です。

毎日は、朝8時半の現場朝礼後に清掃をして、金型の準備や作業の段取りから。冷間成形工程では、粉末を金型に込め、プレス機で押し固めて取り出す作業を繰り返します。焼結工程があると、焼結工場へ移動して焼結用プレス機と電気炉を交互に担当します。

冷間作業が難しいのは、製品の厚みが0.2ミリ程度と薄く、使用する金型の状態や室外の気温・湿度などが品質に影響するところですね。冷間プレスでは割れなくても、次の焼結工程で割れてしまったり。ですので、製造指示書の仕様を自分でも計算して確かめて、場合によって作業で修正していきます。そうやってさまざまに工夫して、計算どおりに安定した製品ができた時が、一番うれしいです。

入社前は住宅建築メーカーで施工管理をしていて、現場の職人さんたちが電動工具を使っているのを見て「面白そうだな」と思っていました。「手を動かす仕事をしたい」とこの会社に入ってみて、実際に作業をしてみるととても奥が深いです。焼結も、わずかな温度の違いでこんなに品質が変わるのかと驚きます。

新しく会社に来る後輩へのメッセージ

自分自身もまだまだ不完全な部分が多く、今でも仕事でうまくいかない時は悩んだりします。だけどこの会社はそういう時にしっかりと先輩達がフォローしてくれる環境があるので、自分自身が成長出来る良い環境になっていると思います。

なので分からない事は仕事の事もそうですし、仕事以外でも何でも積極的に相談をしていいと思いますし、自分達と一緒に成長出来ればな、と思います。

その他、先輩社員の業務風景は下記写真からもご覧頂けます