取締役の岡田さんについて
昭和53年(1978)関連会社・鈴幸商事株式会社に入社し
業務部、経理部などを長年に渡り経験し平成30年(2018)取締役総務部長になる。
新日産ダイヤモンド工業はどんな会社?
1990年までの高度成長期の日本では、大量生産型のものづくりをしていれば、誰でも企業経営できる恵まれた環境でした。
それが、東南アジアやBRICsの台頭で、良質な工業製品が安価に作ることができるようになり、人件費の高い日本では、労働集約型の製品では、競争力を維持できなくなりました。
また、デジタル技術の進歩で、大企業でなくてもいろいろな製品が開発でき、販売できる時代になっています。
こうした時代背景を踏まえ、今後の日本のものづくりが進むべき道は、ベたな言い方ですが、他社ができないものづくりを実現することだと考えています。
会社を取り巻く環境について
当社のような製造業を取り巻く環境は、想像を絶するスピードで変化しています。IOT化によるハードウェアとの親和性がより求められるようになって、ハードウェア自体に求められる品質(長く使えて、様々な耐性がある、という点)が非常に高くなっています。そんな中、当社はさまざまな改革に挑んでいます。会社として自らも変化し、改革を進め、成長し、社会に貢献し続けることができなければならないと考えています。
どんな仕事をしているの?
製造業にかぎらず、事業をするためには資源が必要です。資源は原材料や機械設備などモノだけではありません。資金をはじめ、従業員、働きやすい職場環境、蓄積された知識や経験、効率的な生産管理の仕組み、業務システムなども欠かせない資源です。私の仕事は、これらの資源が本来の力を発揮できるようにバランス良く整えることです。
組織運営を行う上で大切にしている事
組織運営といっても様々ですが、管理職以上の役職についていれば組織運営が必要になります。戦略・ルール・優位性・人材・教育・企業カラー・価値観これら組織の7Sのように様々ありますが、新日産ダイヤモンド工業のこれら7Sの強みを活かす上での組織マネジメントをを形成する事を大切にしています。
今後の目標について
大それた言い方かも知れませんが、広く社会に貢献したいと考えています。ひとつには当社の製品を通して社会の進歩に貢献したいという意味もありますが、あわせて従業員の方々ならびにそれを家庭で支える家族の方々に対しても同じです。当社の敷地には、一本の山桜が植わっています。そこで毎年開催する花見会には、家族の方々をご招待しています。
新しく会社に来る後輩へのメッセージ
総務部の岡田です。当社でつくっている製品は、ほとんどの方にとって全く馴染みのないものだと思います。しかし当社の製品は、皆さんも良く知っているものと深く関係しています。たとえば当社のダイヤモンドブレードは、半導体用の基板を切断するときに用いられます。
皆さんがいま使っているスマホやパソコンも、中に入っている基板は当社のダイヤモンドブレードで切断されたものかも知れません。
同じくポリイミド樹脂成形体・セプラは、過酷な環境にも耐えられるプラスチックで、あの惑星探査機・はやぶさにも搭載されました。
そのほかにも当社の製品は、皆さんの暮らしと深く関わっているものが意外に多くあるのではないでしょうか。